かわいくてスパイスの効いたブランド「avie」デザイナーにインタビュー


かわいくてスパイスの効いたお洋服の数々。
カラフルな色、シックとカジュアルのバランスが絶妙。
ブランドavieのデザイナー、福田由美子さんにお話をうかがいました。

“クリエイティブなものをデザインしたい”
「ブランドを始めたきっかけは、佐々木さん(代表取締役)が企画会社と生産会社をやっていて、二人が一緒に仕事を始めれば自分たちのアパレルが出来ると思い設立しました。他人に指示されたデザインコンセプトの元でやっていて、もっと自分自身でクリエイティブなものをデザインしたいと思うようになりました。」「ブランド名の“avie”はフランス語のルビー(un rubis)、気まぐれ・わがまま(le capricee)などを組み合わせた造語」だそう。ちなみに綴りは違うが、福田さんの猫もアビーという名前。「可愛いだけじゃ物足りない。甘すぎない、どこかにヌケ感や楽しさ、裏切り、というエッセンスを加えた服。楽しく、半歩前へ出て着てもらいたい。本物のジュエリーに負けないカジュアル。そんな服がavieです。」

“デザインのくくりはつくらない”
「私は自分のやりたいことを表現するために、ブランドコンセプトでデザインをくくらないようにしています。作りたいものをつくってきたので、やりながら固まって行ったという感じです。」「6年前の当時は、ブランドのテイストとしては、セレクト要素が強かったですね。当時セレクトっぽいブランドは無かったので、そのことが、芯がないようにみえてしまって、コンセプトが曖昧だと思われてしまっていました。また、少ない型数でブランドを作るには、ある程度固めていかなければならないと変わった部分もありますが、テイスト的には変わっていないですね。」

“お客さんに喜んでもらってやりがいを感じる”
お仕事をされていて喜びを感じる時をお聞きすると、「服を着て頂いて、喜んでもらう時です。クリエイティブすぎないように、みんなが着れるように、でもavieのスパイスが入ったお洋服ををみんなに楽しんで着てほしいです。この喜びが、例えば、出来上がってきた時では、自己満足になってしまうんですよ。」
では、逆に大変なことは何でしょうか?「自分の好きなことをデザインしているのだけれど、迷いが生じてしまうんですね。なぜ迷いが生じるのかというのは、ブランドの立ち位置がデザイナーズであるということだけれど、、、バランスがとても大事で。自分の中で、沢山の方に着やすいお洋服を作りたいという気持ちがあって、行き過ぎてもベーシックすぎてもいけないというバランスのとりかたが難しいです。このバランスが崩れると、avieの服ではなくなる。ぎりぎりの線を狙って作っています。」

 

ブランド内での役割分担をうかがうと、「形式的にミーティングをしていくのは嫌いなので、最初のコンセプト通り、私がやりたいようにやるようにしています。誰かに客観的に自分の作った物を見てほしいときには、佐々木さんに相談することで決断しています。ちゃんと佐々木さんにも説明することが出来て、納得してもらえるならばそれは正しいんだと。」
人数はどれくらいなのでしょうか?「スタッフはだいたい社内では5人ぐらいです。少ないからこそのチームワーク活かして仕事をして行きたいですし、きちんとしたチームを作ることが課題です。今は、良いチームになりつつあるのではと思っています。また、営業やPRを社外の人に頼んでいるので、実際はもっと多いですね。社外の営業、PRの会社も同じ建物なので、コミュニケーションはとれています。全体的に良いチームワークで仕事をしています。」

 

“自分でがつがつ学び取ること、努力することは決してかっこわるいことではありません”
これから福田さんのように、デザイナーを目指す人や、ファッションに関わっていこうと考えている人に、メッセージをお願いします。「様々なことにチャレンジし、経験することが大切です。とにかく、いろんなことを見て、遊んで、食べて、飲んで、より多く楽しめること。また、デザインだけではなくてマルチに出来ること、と言っても過言ではないかもしれませんね。デザイナーも常に勉強をして行かなければならないと思っています。」「そして何が自分に向いているのかを見極めるのが大事なことです。そして自分の好きな業界で生き残るためには、ハングリー精神が大事だと思います。自分でがつがつ学び取ることが大切。努力することは決してかっこわるいことではありません。でも今は、そんな風潮なのかもしれませんね。けれど、本気でやりたかったら死ぬ気でやる。人生は長いですから。」

就職活動についてはいかがですか?どのような人が選ばれるのでしょうか?「書類で熱意は伝わりますよ。私は、沢山の学生のエントリーシートを読みましたが、“どこかに引っかかればいい”と思っていては選んでもらえません。また、決め手となるのはスキルを持った方ではなくて、話した時の“やる気”です。ブランドのことを勉強してから面接に来るというような熱意が大切です。例えば、服を買ったり、見てきたりする。またはブランドの名前、説明を書いてあるだけでも、印象は違います。あとは、文章力です。そして、フレキシブルな人、協調性や元気がある人が選ばれます。いいチームを作れることが大切になってきますからね!」

 

★コバナシ★
今季の猫の顔のチュニックを拝見いたしましたが、福田さんは猫好きなんですか?
「猫は好きで飼っていますが、avieのキャラクターでは無いのでいろいろ動物もやります。ただ、どっちかって言うと猫かなってくらいです。」

avieのwebshopはこちら

*この内容は2012年7月時点のものです。

 

 

 

 

ブランド:avie(アビィ)
デザイナー:福田 由美子(フクダ ユミコ)さん
株式会社アネンサール
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町2-3コーポ天城302
03-3463-1011
http://avie.oc-x.jp/lb/

福田さん、お忙しい中、ありがとうございました。
貴重なお話をお聞きでき、感謝しております。

 

 

 

取材/nami        文/aoi