「年間で10万個スタッズは打つと思う」“DEADMAN”デザイナーインタビュー


靴やバッグ、帽子やアクセサリーなどにスタッズを施す。そのスタッズは、大きさも形も様々。

そして色とりどりのスタッズまで!

DEADMANのデザイナー、高橋誠太郎さんにお話をうかがいました。

“自分がほしいものを作ってきた”

「死んでいった反社会的ヒーローたちの考え、生き方を継続させていくこと。社会への反骨、訴えるための『ファッション・アート・ミュージック』という一大ムーブメントになった“パンク”の概念に重ねて製作をしている」という高橋さん。意外なことに、ファッション系の学校には行っていないという。「高円寺や吉祥寺・新宿で、バンドや演劇をしていました。そして、自分が欲しいものを作ってきて、それが“DEADMAN”というブランドになったんです。だから、きっかけって無いんですよね。」「当時は今みたいにスタッズが靴に付いているなんてなかったんですよ。」今日のスタッズブームで、服やバッグなどあらゆるものにスタッズを目にしますが、その元は高橋さんの作品たちでした!

「音楽や人からは色んな影響を受けているけど、デザインのもとになるようなものは無いかな。」
と語る高橋さん。実際にスタッズを打つ時に、線などは全く引かないという。「一つ打ってみて、そのあとをどうするか決めます。間違えるということはないですね、ずれちゃったかなと思ってもそれはそれで良いものが出来上がる、それが良いんだよね。」
高橋さんとは、お店でお会いすることもできるが、ラフォーレ原宿などで行われるイベント後には、持ち込んだ靴などに希望したデザインでスタッズ打ってくれ、文字通り“世界に一つ”のアイテムを生み出してくれる。「カラーのスタッズは自分で作っています。素材は何でも大丈夫です。」数々のスタッズが用意され、デザインだけでなくカスタマイズできるという。レザーのものだけでなく、帽子や服、中にはぬいぐるみにイヤフォンのようにスタッズをつけてほしいと要望も!

 

「工場で作れるものは作らなく良いと思っています。自分で作ったものが一番だと思いますし、ファストファッションの逆をやりたいんだと思う。」
スタッズを打つのはスタッフの中で高橋さんだけ。「年間で10万個スタッズは打つと思う。」という高橋さんの親指は、一か所かたくなっていて、まさに職人さんの指。

 

“足したくて足してるわけじゃない”

“面白いものをつくりたい”

DEADMANというブランドを始めてから、『足し算(すでに作られたもの‐例えば靴‐にプラスする)ばかりしている』と批判する人もいたという。「足したくて足しているわけじゃないんだけどな、と思っていました。足し算のファッションだと。悩みましたね。だけど、ファンの方々に“もっと、もっと足して!”と言っていただいて、これで良いんだと思えました。」

「スタッズは誰でもできるんだよ。以前に高校生が『教えてください!』って来たこともあります。根気さえあれば誰でもできる、だから自分でやろうと思ってはじめました。結局、やるかやらないか、なんですよね。そして、“その時代にあったら面白いもの”を作りたい!という気持ちとともにね。」
お仕事をしていて大変なことをお聞きすると、「これはいける!と思ったものがうれないことかな。でも、大変なことなんてそんなにないですね。目標を一つ一つ達成していくという楽しさがあります。」
ブランドのこれからについてをうかがいました。「色々なブランドとコラボレーションできたら嬉しいですね。また、“過去のものを復刻させる”ということにも、とても興味がありますので色々なことをやってみたいです。」

最後に、高橋さんのようなデザイナーさんになりたいと考えている方々にメッセージをいただきました。「若い人たちには、どんなことでも自分から意欲的に学んでほしいです。そして素晴らしいデザイナーさんたちに敬意をもって新しいものを作り出していってほしいです。」

*この内容は2012年6月時点のものです。

 

 

 

 

ブランド名:DEADMAN(デッドマン)
デザイナー:高橋 誠太郎(タカハシ セイタロウ)さん
〒360-0032埼玉県熊谷市銀座2-245
ニットーモール3F STARWORKS
048-526-3240
info@star-works.jp
http://deadman.oc-x.jp/items/

高橋さん、お忙しい中、貴重なお話をうかがうことができ、嬉しく思います。ありがとうございました。

 

 

写真/nami          文/aoi