第三回「作品を販売する際に必要な3つのポイント」『ハンドメイド好き主婦のクリエイター活動の始め方』


さて、イベントやショップについての情報収集を終え、出品の目標となるイベントやショップが決まったら、次は作品を販売する準備に取りかかりましょう。

販売の際に大切な、作家名・ブランド名を決める

イベント参加やショップに出店を申し込む際に、まず必要になるのが「作家名」または「ブランド名」です。申込みの際に出品者の紹介の為に必要となりますし、自分の作品として手に取った方に覚えて貰う為にも、名前は必要です。

作家名、ブランド名の付け方としては、作品に込める想いを言葉にしても良いですし、自分の本名や子供の名前に関連したものでも良いでしょう。読みづらくて覚えて貰いにくい、というデメリットがありますが、響きの良さや文字にしたときのイメージから、英語やフランス語などの外国語から名前をつける方も多いです。もちろん、自分の本名をそのまま使う、という方もいらっしゃいます。

いずれにせよ、自分のクリエイター活動と共に長く付き合っていく名前ですから、良く考え、愛着の持てるものにすると良いでしょう。

また、パソコンやイラストが得意な方であれば、作家名やブランド名で自分の作品やタグに付ける、ロゴを作るのもオススメです。ひと目で誰の作品かわかりますし、ロゴがあるだけで、ちょっと作品のグレードが上がった気もするものです。まあ、「気がする」だけで作品のクオリティは自らが頑張って上げなくてはしょうがないのですが。

パソコンのデータや、スタンプとしてロゴを作っておけば、値札を作ったり、作品をパッケージしたりする時に使えてとても便利です。

作品を「売る形」にしよう

パッケージ

次に作品を売る準備として、作品を「売る形」にする。つまり、袋に入れたり、値札を付けたりという作業があります。

直接イベントで販売する場合は、作品をそのままの形で持って行き、値札は個別には付けずに、まとめて「○○(商品名) ××円」という値札を立てる、という方法もあります。また、作品を袋などには入れずに展示する場合、手に取って触ってもらったり、アクセサリーなどなら実際に試着していただいたりと、作品が気軽に触れる状態にあることのメリットももちろんあります。

ただ、アクセサリーなどの小さい作品だったり、野外のイベントで雨や砂埃の心配があったりという場合など、作品を袋に入れた方が良い場合もあります。ショップやイベントへの委託参加の場合は、個別に値札を付けることは必須になりますし、より見栄えが良いパッケージを考える必要も出て来ます。

個別に付ける値札の作り方としては、

■市販のシールに手書き

市販のシール

一番手軽な方法としては、市販されている小さめのラベルシールに手書きで値段を書き、作品に貼るという方法があります。文具店やスーパー、100円ショップなどで手に入れることができます。
ただ、作品の素材によっては、シールがはがれやすくなってしまう、シールをはがす時に作品が汚れてしまう、など使う場所と素材には注意が必要です。値札で売上を管理するショップや委託販売の場合は、値札シールはすぐはがせなかったり、はがれてしまって値段がわからなかったりというトラブルの元になりやすいので、値札シールは避けるように、という規定のところもあります。

■市販されている値札タグを使用する

近くにパッケージ専門店があれば、そちらで値札用のタグを購入することができます。個人商店等に向けた専門店ですので、値札以外にも、透明の袋や、ラッピング用品、ディスプレイ用の用品なども取り扱っており、一度のぞいてみると、販売方法のアイデアが色々と浮かんでくるかもしれません。

シモジマ http://www.shimojima.co.jp/
パッケージプラザ http://www.packageplaza.net/index.htm

また、大きいホームセンターなどで値札を取り扱っている所もありますし、最近では100円ショップでも、可愛いタグが売られていたりもします。
シンプルな値札タグにオリジナリティを出したい場合は、スタンプを押したり、マスキングテープを貼って飾ってみるのも良いでしょう。

■パソコンを利用して自分で作成する

パソコンで作る

パソコンの得意な方なら、こちらもオススメです。好きなだけオリジナル性を出せますし、コストも安く済む場合が多いかと思います。おしゃれな作家さんやショップさんは値札やショップカードもおしゃれで凝っていて、タグまで取っておきたくなりますよね。作品だけでなく細部にオリジナリティを出せるのが、ハンドメイドの醍醐味の一つでしょう。ただ、ダグに懲りすぎて作品の値段まで上げてしまうのは、本末転倒なのでご注意を。あくまで主役は作品、値札やパッケージは脇役です。

作品の販売価格はどうやって決めるのか?

実際販売の準備を始めて一番悩むのが、この「作品の販売価格」ではないでしょうか。

良く聞くのが、原価の三倍程度というもの。ただ、これは材料費によっても違うでしょうし、ショップや委託の場合、委託料で売上の何パーセントか引かれたものが自分の手元に残るものとなる場合もありますので、一概には言えません。

ただ、価格の決定方法のひとつとして、「自分ならいくらで買うか」「自分ならいくらで欲しいか」という基準で考えると、値段が付けやすいのではないでしょうか。その「自分なら買いたい」価格でその作品を売った場合、材料費と手間を考えて自分が納得できるか。納得できないのであれば、「自分なら買いたい」値段よりも高くても買いたいと思う付加価値をつけられているか、または材料費を抑えることが出来ないか、などを検討してみると良いと思います。

または、材料にこれだけいい品質のものを使っているなど、その値段にするにはこれだけの訳がある!というものがあれば、その説明をきちんと作品の説明としてアピールして、お客さんに納得してもらう、という方法も、ありだと思います。

そして、イベントやショップを見て、実際に自分が作っている作品と同じジャンルのものがどの程度の値段で売られているのか、また、売れているのかをチェックして、価格を検討することも重要です。

しかし、やっぱり一番難しいのがこの作品の販売価格の決定です。最終的には、何度か作品を販売することを経験し、色々試行錯誤して、自分にベストな価格を見つけていくしかないかなと思います。

さて、これで作品を販売する準備についての流れが見えてきましたでしょうか。
次回は、ブログなどインターネット上での発信、作品の写真の撮り方など、作品を売っていく際のアピールの方法について、ご紹介したいと思います。

音々【ライター紹介】
音々~nene~ えお
小学生二人の子供を持つハンドメイド好きな主婦。
幼稚園準備の袋作りからハンドメイドにはまり、色々なものに挑戦中。
約3年前から委託・イベント参加などの作品販売活動を開始し、主にヴィンテージカボションを使ったアクセサリーを販売しています。