第五回「いざ、イベント参加!イベント準備スケジュール」『ハンドメイド好き主婦のクリエイター活動の始め方』


クリエイター活動の始め方を紹介してきましたが、いよいよ晴れ舞台、お客様に自分の作品を手に取ってもらう、イベント参加のスケジュールについて詳しくご紹介します。

 参加申込み(半年~1ヶ月前頃)

まず、参加するイベントを決めたら、申込み期間中に参加希望の申込みを行いましょう。
申込み期間は、半年~1ヶ月前ぐらいに設定されているものが多いと思いますが、イベントによって様々です。
東京池袋、雑司ヶ谷での手創り市など、定期的に開催される人気のあるイベントでは申込み期間が1週間程度しかないものもありますので、申込み期間を逃さないようチェックを忘れずに。

申込み方法もインターネットからフォーム入力で申込み出来るものから、メールでの申込み、郵送での申込み、直接主催者に電話しての申込みなど、こちらも色々な方法があります。いずれにせよ、募集要項をよく読み、手順を守って申し込みましょう。

また、申込みの際に作品写真などから審査を行うイベントも少なくありません。イベント参加や委託の実績があればそれを書くこともできますが、初のイベント参加申込みの場合は、作品に対する思いや作品を見ることができるサイトを用意するなど、作品をある程度作って写真に撮り、自分の作品をアピールできるようにしておきましょう。

 作品作り

申込みを行い、参加できることが決まったら、作品作りに入りましょう。
どのぐらいの数を持っていきたいのか、作品一つを作るのにどれぐらいかかるのかなど、人によりますが、イベントによっては開催1ヶ月前での参加の可否の発表というところもありますので、その場合は参加できるか出来ないか、分からない状態でも作品作りは始めていた方が良いと思います。

一年を通じて定番の作品もあるとは思いますが、季節にあった作品を取り入れることも、お客さんに手に取ってもらうきっかけになります。春夏秋冬季節にあったものから、ハロウィンやクリスマス、母の日や父の日などのイベント毎など、その時期によって作品のテーマに積極的に取り入れましょう。

ただ、夏物セールが始まった真夏に夏物を持っていっても、あまり芳しくなかったという話も聞きますので、一般のお店と同じく、ある程度季節を先取りしたものの方が良いかもしれません。

また、人気で参加できるかできないか分からないというイベントに申し込む場合、近い時期の他のイベントにも申し込んでおくと、作品をせっかく作ったのにイベントに参加できず売ることが出来なかった・・・なんて事態を回避できます。申し込んでいたイベントに参加できないことが分かってから、別のイベントを探して申し込んで・・・とやっていると、簡単に数ヶ月が過ぎてしまいます。そうすると、夏向けに作っていた作品が参加イベントが秋になってしまって売ることができない!なんて事態も起こりますので、季節ものの作品を作る場合は、参加が決まってから作る事にするか、同じ時期にいくつか申し込んでおく、という方法が良いでしょう。

 ディスプレイの計画 

お客さんに直接手に取ってもらうイベント参加の場合、どのように自分の作品をディスプレイするかも、重要なポイントとなります。どのようにディスプレイすれば、目にとまりやすく、手に取りやすいのかなど、他の手作り系のイベントに足を運んで他の作家さん達のディスプレイを参考にしたり、雑貨や洋服などを扱っている店舗、憧れのカフェなどのディスプレイを参考にするのも良いでしょう。

また、ディスプレイの為の机や棚なども、用意しなければいけません。室内で行われるイベントでは、机を貸し出してくれる場所もありますが、多くの野外のイベントでは、机も持参しなくてはならないイベントも多いです。机はキャンプ用品の折りたたみテーブルがコンパクトになり、軽量なものがあるのでおすすめです。見た目の雰囲気もありますので、布など自分の作品にあったものをかけるといいでしょう。今後もイベントに参加していくつもりであれば購入するか、貸してくれる知人を探すなど、方法を検討しましょう。

ホームセンターなどでもディスプレイ用の棚や机は見つけることができますが、100円ショップや3COINSSalut!などの均一価格ショップでも、お手頃で雰囲気の良いディスプレイ用品を見つけることができます。

イベントに参加したいな・・・と考え出したら、ディスプレイ用品についても、アンテナを張っておくと良いでしょう。

そして実際に作品が大体揃ったら、ディスプレイの予行練習をすることをオススメします。初めてのイベント参加だと、机の設置、棚の設置、そして作品のディスプレイと、何もかも初めてのことです。準備もせずにその場でなんとかなると思っていると、オープン時間までに用意が終わらなかった!・・・なんてことになりがちです。

ディスプレイ用品の設置にはどれぐらい手間取るのか、作品を置いていくのにどのぐらい時間がかかるのか、お客さんの目線で見てどうなのか、など、ディスプレイの予行練習をすることでわかってくることは多いです。直前まで作品作りを頑張ってしまうのは良くあることですが、ディスプレイも作品の一つ戸考え、是非、力を入れてみましょう。

 値札をつける(一週間前頃) 

一番面倒で悩むのが、作品への値段付けと、値札付けではないでしょうか。
ある程度同じ作品を何個も作り、かごなどに入れてまとめて展示する場合であれば、まとめて一つの値札という方法もあるでしょう。

しかし、一つ一つ違った値段を付けたい場合、各商品に値札を付けていくのは、思った以上に手間取る作業です。直前にやればいいやと思っていると、間に合わず泣きをみることになりますので、値札付けは早めに開始しましょう。

値札の作り方については、第三回に詳しく紹介しましたので、そちらも是非参考にして下さい。

 前日準備

前日までには、ディスプレイの準備、値札付け、お釣り用の小銭の用意、購入した際に入れる袋などがあればその用意など、当日慌てることのないよう、準備をしましょう。テープやハサミ、ペンなども忘れずに。

時間の余裕があれば、ブログなどでイベントに持っていく作品の紹介をしておくと、ブログを見て訪れてくれる方もいるかもしれません。

 当日 

当日は、イベント会場で指定された準備時間に間に合うよう、余裕を持って出発しましょう。準備時間からイベント開始時間まで、1時間程度のところが多いです。設置からディスプレイまで、素早く行えるようにしておきましょう。

友達など、二人以上で参加の場合はトイレや休憩なども順番にできますが、一人での参加の場合はそうもいきません。イベントスペースでお隣の人ときちんと挨拶をし、トイレに行く際は一声かけていくなどすれば、過度な期待は禁物ですが、何も言わずに不在にするよりは安心だと思います。(もちろん、不在の際にお隣の人に売り子を頼むというわけではありません。あくまで、お客さんがきたら、そこは今不在ですよ、と言ってもらえる程度と考えましょう。)

食べ物系の出店もあるイベントでは、そのお店で買うのもイベント参加の楽しみの一つと言えるでしょう。ただ、多くのイベントで食べ物系のお店は人気が高く、売り切れ率が高く感じます。お客さんが途切れなければ、なかなか買い出しにも行けないかもしれません。イベントでの食事については、イベント内のものは買いに行けたら食べるぐらいのつもりで、自分のお腹に入れられるおにぎりや軽食を持っていった方がいいかもしれません。ただ初めてのイベントの場合、イベント中は食べるような気分的余裕もなく、イベント終了後の帰りがけに何かお腹に入れる・・・というパターンが多いかもしれません。

 イベント終了後 

イベント終了後、売れた物、売れなかった物、お客さんの反応など、今後のイベント参加、作品作りに役立つ反省がたくさん出てくると思います。思った以上に売れても、売れなくても、その経験から得た、次の糧になるものは残ります。時間が過ぎると薄れていくものもありますので、できれば気持ちの新鮮な内に、メモなどで残しておくと良いでしょう。

売れても売れなくても、作品を人に見て貰い、手に取って貰うという体験は、一人で家にこもって作品を作っているだけでは得られないものです。その一歩を踏み出したことで、新たなる出会いや楽しみが待っていると思います。

ハンドメイドイベントの参加の流れ、イメージできたでしょうか。あなたも是非、イベント参加にチャレンジしてみて下さい。

音々
【ライター紹介】
音々~nene~ えお 小学生二人の子供を持つハンドメイド好きな主婦。
幼稚園準備の袋作りからハンドメイドにはまり、色々なものに挑戦中。
約3年前から委託・イベント参加などの作品販売活動を開始し、主にヴィンテージカボションを使ったアクセサリーを販売しています。